ロック史の要点の要点をまとめてみた
こんばんは。
今回はロック史を出来る限り要点を絞りに絞って記事にしてみました。
じゃ、始めますか。
ざっくりとした流れ
ロックがブルース(黒人の奴隷時代を発祥とする、ギターと歌が主役の音楽ジャンル)から発展してできてから、
といった、ロックの「反逆」の精神を守ろうとする大きな出来事(ジャンルの発生)がありました。これに対して、社会問題を扱って大衆に受け入れられようとしたポップな内容の音楽(いずれ何言ってるかわかると思いますが、ここではとりあえず”ポップ”な音楽があったんだということをわかっていただければ)が加わって全体像ができたという感じです。
1950_ロックの始まり
概要
前述のとおり、1950年代中盤ごろ、ゴスペルからブルースになり、そしてロックが生まれました。当初のロック(ダンスミュージックをイメージしてください)はロックンロールと呼ばれました。
ロックを世に広めた要因の一つとして、映画「暴力教室」があります。特に若者の間で大ヒットして、(一部過激な表現があるらしいけど)その主題歌のロック・アラウンド・ザ・クロック(ビル・ヘイリー)が大ヒットしました。
Bill Haley & His Comets - Rock Around The Clock (OST, 1956)
これ以降は、ビル・ヘイリーやチャック・ベリー、エルヴィス・プレスリーが活躍しました。特にエルヴィスは史上最も売れたアーティストとされています。
当時の名盤
Bill Haley
1960_ビートルズの出現
概要
いわずとも知れた世界的バンド”The Beatles”が最初のアルバム"Please Please Me"を出したのは1962年の事。終始大ヒットを収める彼らのサウンドは「リヴァプールサウンド」と呼ばれ、ボブ・ディランをはじめとする様々なアーティスト、に限らずたくさんの音楽愛好家を注目させました。
とにかく、のちのロック史を紐解いてみると分かるんですが、このビートルズという名の一つのバンドでロック史を変えてしまうのは、とてつもないことなのだと分かります。
彼らは、ロックンロールからサイケなサウンドやこれまでロックに使われていなかった楽器も駆使して、音楽の最善を築いていきました。この影響もあって、ロックンロールから「ロック」となっていきました。
このころが「ロックの全盛期」と考えられています
当時の名盤
以下、ビートルズサウンドに影響を受けていたと考えられるアーティストたち↓↓
ブルースロックが始まったのも、このころ。
Cream
1970_パンクロック・POP・ハードロック
概要
ロックの全盛期から、レコーディングの技術は発展し、立体音響の技術が盛んに使われていきます。(レコーディングについてはこの記事で↓↓)
1969年に1stアルバムを発表したLed Zepperin(Zep)は、新たなジャンル「ハードロック」を始めました。初期はジミーペイジ(ギター)の個性が詰まった仕上がりでしたがのちにハードロックの気配が出てきます。
Led Zeppelin - Stairway To Heaven (Official Audio)
また、Queenをはじめとして、社会問題を扱った音楽が始まりました(大元はビートルズのメロディーですが。ビートルズ恐るべし)。これが大衆に受け入れられ、ポップな音楽とされました。
Queen - We Will Rock You (Live at Wembley 11.07.1986)
それに対抗して、従来のロックのように世間に”反抗しよう”とするパンクロックが始まります。残念ながらこのジャンルはそう長くは続きません。しかし、確実に後のオルタナティヴロックに繋がっているといえるでしょう。
Sex Pistols - God Save The Queen
当時の名盤
以下、パンクロックアルバム
The Crash
1985_オルタナティブロック
概要
オルタナティヴ・ロックとは、ポップ化に逆らって従来のロックの精神「反逆」を取り戻そうとする、パンクと同じような意図でできたジャンルです。こちらの記事でも少し解説しているので是非(最初の方です)↓↓
レッチリ以外の代表的なオルタナティヴロックのアーティストと言えば、やはりニルヴァーナですね。カート・コバーン(ボーカル、ギター)は厳しい評論をするアーティストとしても知られ、中でもポップになってあからさまに商売目的になったロックを嫌っていたそうです。
Nirvana - Smells Like Teen Spirit (Live At The Paramount, Seattle / 1991)
オルタナティヴロックとは別に、このころ"Unplugged"というスタイルのライブがはやりました。「プラグを通さない」つまりアコースティックの楽器を使うということで、ニルヴァーナはもちろん、エリック・クラプトンもこのようなライブを行いました。
Eric Clapton - Tears In Heaven Bonus Unplugged Rehearsal HQ
当時の名盤
同じく、Nirvana
最後に
いかがでしたか。結構まとめたつもりですが、思ったより長くなりました(タイトル詐欺だと思ったらごめんなさい<(_ _)>)
ではまた。(一言コメントするところですが、今回はスパッとまとめさせてください。よってコメントなし)