エリッククラプトンのブルース愛が感じられるブログ
こんばんは。
クラプトンのアンプラグドを弾きたくなる季節になったので、ここでクラプトンのブルースへの愛を感じられるシーンをまとめてみました。
①フレディ・キングと同じようなギターを使う
フレディ・キングはBBキング、アルバートキングと並び”三大キング”と称されるうちの一人です。しっかり歪んだ野性的なギターが特徴です。Hide Away やStumbleなど、聴いていて楽しいインスト曲もあります。
彼の音楽を初めて聴いた時のクラプトンは、
“フレディ・キングを聴くまでは白人のロックンローラーの演奏に関心があったんだ”
“フレディを聴いてみたら、とんでもなく最高だったんだ”
と、ブルースの世界に魅了されていくことになります。
そんなクラプトンが、Hyde Parkでのライヴで、フレディ・キングと似た(あるいは同じ)ギターで、フレディ・キングのカヴァーを演奏しています。↓↓
フレディ・キングに機材を似せるとは、よほど好きだったんだなあと感じました。
クラプトンのように、フレディ・キングが大好きな方は、購入を検討してみてもいいかもしれません↓↓
②デルタブルースでのテクニックをしっかり習得している
例えば、彼はスライドギターを完璧にこなしています↓↓
クラプトンと言えば、エレキギターで情緒あふれるソロを弾くイメージが強いですが、このように初期のブルースのようなシブいテクニックを使うこともあります。
また、ロバート・ジョンソンなどのように、6弦や5弦(ギターの太い弦)でベース音を鳴らしながらメロディーを弾くというプレイスタイルも駆使しています。
このようにフレディ・キングから初期のデルタブルースのようなものもコピーしているため、クラプトンならどんなブルースでも弾けてしまうように思えませんか?
③ロバート・ジョンソンのカヴァー
ロバート・ジョンソン(以下、ロバジョン)は、1930年代に活躍した伝説のブルースギタリスト・シンガーです。詳しくはこちら↓↓
クラプトンがロバジョンを、かつて「ロバート・ジョンソンが分からないやつとは関わりたくない」と言ったほど崇拝しているのは有名です。彼がロバジョンの曲をカヴァーしている動画があります。↓↓
活き活きとしたサムネ。実に良い。
クラプトン風に仕上がっています。勿論ノイズは入っていないのでロバジョンの曲がクリアに聴こえるのがうれしいですね(※ロバジョンの聴きづらさの要因の一つに、そのおびただしい量のノイズが入っていることが挙げられる)。
アルバムで聴きたければ、これを↓↓
④Unplugged
さて、クラプトンのブルージーな側面に触れてきましたが、それが凝縮されたといってもいいような有名なアルバムがあります↓↓
ここで演奏されたLayla,Running On Faithは有名ですが、アルバム全体を通して聴くと実はブルースのカヴァーが多いことに気づきます。歳をとるにつれて楽曲にレゲエなどの要素も加わりポップになっていきますが、1990年代のこのアルバムでは「シブい」クラプトンが味わえます。考えてみれば、クラプトンはこのような状態からから始まったのです。
細い弦で演奏される繊細なサウンドはクラプトン特有のもの。一度は必ず聴いておきたい超名盤です。
最後に
いかがでしたか。クラプトンを聴くと、とんでもない量のブルースをカヴァーしていたのだなあと感じられますよね。
ではまた。個人的にやはりアンプラグドが一番好きです。